おねぇ系薬剤師の言いたい放題

おねぇ系薬剤師、通称ネーヤが言いたい放題のことを書くブログです。 賛同コメントや批判コメントは大歓迎!!ただし、意味の無いアラシコメントはご遠慮ください。

何が一般なんだか・・・(-.-;)

      2017/10/02

Rp)
【般】アリピプラゾール口腔内崩壊錠6mg    1T
              分1就寝前     14日分

 

と、今日はこの処方から(´▽`)ちなみに、この処方箋はネーヤのお知り合いから質問が来たものよ!

と、今日のブログを見ていただく前にちょっと注意!
今日は(も)ネーヤの文章力が無いせいでお話がアッチコッチ飛びまくるから、それはご勘弁を(^_^;)
まあ、分からなくなっちゃったら、誰か詳しい薬剤師さんに解説してもらって頂戴!!!

 

 

えーっと・・・どこから言えば良いかなぁ~?あ、先ずは【般】の文字の意味からね!これは一般名処方と言われるもの。お薬には商品名というものがあるんだけど、この【般】は一般名(成分名)を意味するのね。つまりこのアリピプラゾールが成分名であることを意味するの。

今の保険制度は非常に赤字というのは何度も言ってるわよね?そこでボスは医療費を安くするべく、なるべくジェネリック医薬品を使うように指導しているの。でね、昔はこの【般】と言う成分名で書く方式がなくて全てが商品名で書かれていたのね。で、ジェネリック品が今ほど認知されていなかった頃、Drは先発品の商品名で処方することが多かったのよ。

で、ボスとしてはジェネリック品を使わせるべく、先発品をジェネリック品に変更しても良い場合はDrにその旨を処方箋に記載するように、お触れを出したの!ところが、Drとしても一々そんなのを書くのは面倒だったんでしょうね(^_^;)ジェネリック品を使ってもいいよ!という旨を記載するDrは非常に少なかったの!

で、ボスは考えたのね。ジェネリック品を使ってもいい場合にその旨を処方箋に書くのではなくて、ジェネリック品を使ってはダメな場合に処方箋にその旨を書きなさい!という方式に変更されたのよ。まあ、こうしたところ、Drとしても一々書くのが面倒で、記載せずにそのまま処方箋を発行したのね。それと同時に処方箋を受ける薬局にはジェネリック品を使った場合、それなりに加算を付けてもいいとお触れを出したの。で、ジェネリック品は少しづつ世の中に認知されていくのね。

ところが・・・それでもまだ保険財政は苦しいのね。そこでボスは更に考えるの。出した結果はDrに・・・

お薬の商品名ではなくて、一般名(成分名)で処方箋を出したら加算してもいいよ!

そして、今はどこの医療機関もパソコンで処方箋を打ち出すことが多いのね。それだとDrが商品名で処方箋を打ち込んだとしても最後にポンっとクリックするだけで商品名が一般名に早変わり!
そして、まあそれだけだとジェネリック品に変更しない薬局も多いので、薬局には・・・

一般名で来た処方箋に関しては、特別な理由がない限りジェネリック品を用いること!

というお触れを出したの!特別な理由?それはこのあと出てくるからちょっと待っててね♡

 

で、ここからお話が飛ぶわよ(・∀・)ニヤニヤ

先ずね、お薬を選択するのは、Dr・患者様・薬局があるんだけどその力関係を表すと・・・

ボス≧Dr>>患者様>>>>>>>>>>薬局

 

となるの!どういうことかっていうとね、例を挙げてみると・・・まずお薬には適応症というものがあるのね。例えば皆様が良くご存知のロキソニン錠!これは痛み止めとして使われ、コレステロールを下げるためには使われないでしょ?つまりロキソニン錠の適応症は鎮痛ということなのね。そしてこの適応症はロキソニン錠を開発したメーカーさんがボスに申請を出して、ボスはロキソニン錠を痛み止めとして使ってもいいよ!と認めるの。
ところが(実際にはないけど)ロキソニン錠を使ったらコレステロールが滅茶苦茶下がるという現象が起きたとするでしょ?そうするとDrとしてはコレステロールが高い人に使いたくなるわけよね。でもそれはボスが認めないのだけれど、保険を使わないなら別に使ってもいいよ!!ということになっているの。これが自費診療!!!つまりボス≧Drとなるわけね。

で、次に患者様とDr。同じようにロキソニンを例に挙げるわね。歯が痛くて受診した患者様Aさん。Drは痛み止めとしてロキソニンを使うとした場合、このDrが大のジェネリック品嫌いだったとするでしょ?そこでこのDrはロキソニンをジェネリック変更不可!としちゃうわけね。この場合はAさんが少しでも医療費を安くしたくてジェネリック品を希望しても変更はできないの。逆もまた然り、Drがジェネリック品を指定してきた場合、Aさんが『普段から使い慣れているロキソニン錠がいい!』と訴えてもそれは不可なの。これがDr>>患者様となるわけね

そして、最後の患者様と薬局。ここでもロキソニン錠を例に挙げるわね。Drから処方箋を受け取ったAさん。近くの薬局でロキソニン錠を調剤してもらうとするでしょ?Drは先発品でもジェネリック品でもOK!という処方箋だった場合、その決定権はAさんにあるのね。つまり薬局側としてはその決定権はないの。まあ現状ではなるべくジェネリック品を患者様にオススメするようにボスから指導があるのだけど、Aさんが絶対先発品じゃなきゃ嫌だ!と宣言した場合先発品で調剤しなければならないのね。それと、これは滅多にないことだけどAさんがジェネリック品のメーカー指定をした場合。ロキソニン錠はたくさんのメーカーさんからジェネリック品が出ているんだけど、Aさんが『〇〇製薬さんのジェネリック品が昔飲んだ時によく効いたから、〇〇製薬さんのにして!』と言われた場合、薬局としては○○製薬さんのジェネリック品を出さなければならないの。これが患者様>>>>>>>>>>薬局となるわけね。

まあ、特殊な例も含んでいるけど、今はDrも患者様の希望には沿うようにしているし、患者様も薬局側からの提案には耳を傾けてくださるから、それほど大きな問題は起きないけど、これが基本になるわよ(´▽`)

 

でもって、先ほどの一般名処方。これを薬局が受け取った場合、特別な理由がない場合、ジェネリック品を用いること!って言ったでしょ?先発品を調剤した場合はボスに報告をしなくてはならないのね。そしてこの特別な理由はボスが決めているのだけど4つあるの。それは・・・

1、患者の意向
これは、基本としては薬剤師が患者様に懇切丁寧にジェネリック品を説明してジェネリック品を選択してもらうように努める!となっているけど、それでも患者様が『どうしても先発品がいいっ!』と言い張った場合は先発品を使用してもいいことになっているのね。次に・・・

2、保険薬局の備蓄
これは、薬局にジェネリック品の備蓄がなかった場合ね。まあ、備蓄が無かったら仕方がない!・・・だけど、これを理由にすると指導対象になる可能性が大(>_<)まあ、大きな声では言えないけど、『絶対にこの理由での報告は出すな!』と薬剤師会が会員に注意喚起したところもあったみたいね(^_^;)そして次は・・・

3、後発医薬品なし
先程も書いたけど、処方箋で一般名処方はクリック一つで簡単!ジェネリック品があろうがなかろうが一般名で処方してくるDrもいるのね。
まあ、こんな理由なんて付けなくてもいいと思うのだけど、中にはジェネリック品があることを知らないで調剤してしまう例もあるからかな?そして最後に・・・

4、その他
上記3つに当てはまらない理由全部ね(^_^;)ちなみにこれに当てはまる理由として考えられるのは、適応症が違う場合、ジェネリック品が出るときに特許の関係で先発品には適応症があるけど、ジェネリック品には適応症がない場合があるの。これに関しては後から詳しく出てくるから、楽しみにしてちょうだい!

 

それじゃあ、お話はまたまた飛ぶわよ!次に出てくるのが冒頭で出てきた【般】アリピプラゾールのお話。

先ず、このアリピプラゾール、先発品の名前はエビリファイ。心療内科や精神科ではよく使われている抗精神病薬に分類されているお薬なの。
まあ抗精神病薬なんて言うとすごい病気を持った患者様のお薬みたいに聞こえるけど、このエビリファイはストレスが多い現代人によく使われるお薬!錠剤には1・3・6・12mgの規格もあるし、OD錠や散(粉薬)、内用液(水薬)、注射もあるし、今年の6月にはジェネリック品も発売されて、10社以上のメーカーさんから発売されたかなりポピュラーなお薬なのね!!

でもって、基本情報として先発品のエビリファイ錠には適応症が4つ。(あ、規格や剤形によっても多少違うからね!)
1、統合失調症
2、双極性障害における躁状態の改善
3、うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る)
4、小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性

それに対して、ジェネリック品は
1、統合失調症
しかないのね。

ここまでは、理解できたかな?じゃあお話を進めていくわね!

この処方箋を受け取ったのはMさん。別に普通の方なんだけど、お仕事でちょっとストレスが多いらしくて軽めのうつ状態なのね(^_^;)
でもって、ここで薬局薬剤師さんに質問!

もし、あなたがこの処方箋を受け取ったら、どのように調剤しますか?

え?この場合は、一般名処方だから、基本はジェネリック品よね??
あ、でも適応症の違いがあるからそれを確かめなくちゃならないわよね???

と、考えた薬剤師さん。はい!正解です!!
この時、対応してくださった薬剤師さんも同じことを考えたのね。まあ、適応症は患者様本人でもわからないし、Mさんに断りを入れて処方医に疑義照会をかけたらしいのね。そのときの説明がこちら!

Mさん、本日のお薬はジェネリック品もあるのですが、Mさんの病名だとジェネリック品は使えないので先発品で調剤させていただきますね。
こちらのエビリファイOD錠となります。このお薬は・・・・・

という丁寧な説明を受けたのね。ちなみにMさんには特にジェネリック品とかにこだわりはなくて、納得して飲み始めたのね。ところがMさん、飲み始めて思ったのが・・・

まあ、飲んで飲めないことはないけどOD錠の口の中で溶けていく感じが嫌!

ということだったのね。そこで、次の時に薬局に行った時にそのことを薬局で申し出たのね。その時の対応がこちら!

大変申し訳ございません。処方医が口腔内崩壊錠と書いてあるので、ジェネリック品なら普通錠に変更できるのですが、それだと適応症が違うのでジェネリック品には変えられないんです!
先発品の普通錠も、ジェネリック品の普通錠、ジェネリック品も在庫はあるのですが、これだとエビリファイOD錠しか調剤できません(^_^;)

 

で、Mさんとしては、納得はしたものの、なんとなくすっきりしなくてネーヤに質問してきたの。

あ、じゃあここで解説入れておくわね!先発品をジェネリック品に変更するときや、一般名処方をジェネリック品で調剤するときには剤形や規格をを処方とは違うものに変更してもいいのね。
普通錠からOD錠、錠剤からカプセル(ただし、粉薬や水薬への変更は不可)、10mg錠を5mg錠2錠とかは患者様の同意が得られれば変更可なのね。もちろん適応症に合致していればのお話だけどね。お薬によっては規格で適応症が違う場合もあるから、変更不可の場合もあるけどね!
だからまあ、この薬剤師さんが言ってる事は間違いではないのね。でも、こういった時に気が利いた薬剤師さんなら、処方医に疑義照会をかけて普通錠に変更してもらうと思うんだけどね(^_^;)

で、この旨をMさんに説明した後、ネーヤとしてはこんなアドバイスをMさんにしたの。

もし、どうしてもOD錠が飲みにくいなら、薬剤師さんに言って疑義照会をかけてもらうか、処方医に言って普通錠に変更してもらえばいいです!

でもって、Mさんも納得してくれたんだけど、やっぱりOD錠は飲みにくかったみたいで・・・薬剤師に言うのは敷居が高かったみたいで処方医に相談されたのね。
そこで、処方医が出してきた処方箋がこちら!

 

Rp)
【般】アリピプラゾール口腔内崩壊錠6mg    1T
              分1就寝前     14日分
アリピプラゾール口腔内崩壊錠は錠剤に変更可

 

え?なんで最初からエビリファイ錠6mgって書かないの?その方が楽じゃん!

と思った読者の方々。えーっとね、これは仕方がないことなのよ(^_^;)
大きな病院なんかになると、Drも多いし、それぞれのDrが好き勝手に処方を始めちゃうとレセコンの中が煩雑にもなるし、院内調剤でも院外処方でも不良在庫ができてしまうからね。
システム上、ある程度は制限をかけている病院がほとんどなのよ(^_^;)

で、再びこれを読んでいる薬剤師さんに質問!

この処方箋でどの薬剤を調剤する?

え?この前の時に、適応症の問題でジェネリック品は使えなかったわけでしょ??だからエビリファイにして、この前の流れからしてMさんはOD錠が苦手みたいだし、Drからは処方コメントも入っているからエビリファイ錠6mgの普通錠でいいんじゃない???

と、思った薬剤師さん!はい、大正解です!!ネーヤも全く同じ考えで普通錠を選択します!!!

ところが、この処方箋を受け取った薬剤師さん、何を勘違いしたのかMさんに『コメントがあってもこの処方箋ではエビリファイを使う以上OD錠でしか調剤できません!』と言い切っちゃって再びエビリファイOD錠を調剤したらしいのね。

いやいやいや、この薬剤師さんはお馬鹿なの?
コメントに錠剤に変更可って書いてあるじゃない!
ジェネリックで普通錠に変えるならこんなコメントは出さないし、Mさんとも面談して状況を把握してるんでしょ?
この状況下で、普通錠への変更を拒否するなんて有り得ない!
それにどうしても納得がいかないのなら、処方医に疑義照会をかけるべきでしょ!!!

と、Mさんよりもエスカレートしてしまったネーヤ。Mさんに・・・

いっそのこと、薬局変えちゃったらどう?
それとも、どうしてもこの薬局がいいなら、もう一度処方医に言ってコメントに『エビリファイ普通錠でも可!』って書いてもらったら?それならどんな融通が利かない薬剤師でもわかるからヽ(`Д´)ノ

って、言っちゃったのね(^_^;)このネーヤの剣幕に押されて3回目にその薬局に行った時は『どうしてDrのコメントがあっても普通錠じゃダメなんですか?』とゴネたらしい(笑)
まあ、ネーヤから言わせれば、そんなのゴネた部類には入らないんだけど、Mさんからしてみるとかなりの勇気が必要だったらしいのね(・∀・)ニヤニヤ
で、そのときは今まで頑なに拒否していた薬剤師ではなく管薬さんが対応してくれたらしく、無事に普通錠に変更してくれたのね\(^o^)/
その後も、管薬さんから通達が行ったみたいで、頑なに拒否した薬剤師(後から聞いたら20代の若い薬剤師さんとのこと)さんも、ちゃんと理解できたらしくM謝罪してくれたとのこと、ヨカッタヨカッタ(´∀`)

ちなみにメールの中でMさんはワガママ言って変えてもらったとか、私のせいで若い薬剤師が指導を受けてしまったとかネガティブなことを仰っていたけど、そんなことはないからね!
今回のことは、患者様にとっての権利だし、その若い薬剤師だって、一つの勉強になったんだから感謝していると思うわよヽ(*´∀`)ノ

 

で、お話はさらに戻って、一般名処方!ちなみに一般という言葉をネットで調べてみると・・・

1、広く全体に共通して認められ、行き渡っていること。また、そのさま。全般。「一般の傾向」「一般に景気が悪い」

2、㋐ありふれていること。あたりまえ。普通。「一般の会社」「一般市民」
㋑多くの普通の人々。世間。「一般に公開する」

3、特に違いが認められないこと。また、そのさま。同一。同様。

となっているのね。こういうのを見てると・・・・・

 

 

ボス!ジェネリック推進を進めるのはいいと思うわ!!

でもね、今回のような事が起きているのを見ると一般名処方に関しては、もう少し規制を緩めた方がいいと思うの!

剤形変更はジェネリック品だけではなく、先発品でも認めるべきだと思うの!!

 

 

ボスは言っているわよね?ジェネリック品は先発品と同様であると!!
だとしたら、一般名処方は一般の意味の通りに、先発品・後発品を問わず広く共通して認められることが必要よね?
片方だけ剤形変更を認めて、もう片方を認めないのは一般とは言えないと思うの。

 

 

どうなのよ?ボォォォ~ス!!!

 

 

と、久しぶりにボスへの雄叫びをあげたところで本日のブログはこれにておしまいっ!ではでは

 

 

 

 

 

 

 

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