おねぇ系薬剤師の言いたい放題

おねぇ系薬剤師、通称ネーヤが言いたい放題のことを書くブログです。 賛同コメントや批判コメントは大歓迎!!ただし、意味の無いアラシコメントはご遠慮ください。

ネーヤでもわかる合剤講座

      2017/10/02

さてと、今日のブログのプロローグは、とある卸の若きMS、Kさんが訪問したところから始まるヽ(*´∀`)ノ

K「こんにちは!朝晩涼しくなりましたが、まだ昼間は暑いですね!!」

ネ「こんにちは、Kさん。そうね、夏の疲れもあるせいか、『なんとなくだるい!』という患者様が結構いるわね(´▽`)」

K「ですよね!これからまだまだ患者さんが増えてきそうです。あ、先生今日はこれを!!」

そう言ってKさんが取り出した1枚のリーフレット、そこには・・・

製造販売承認取得のお知らせ

の文字、そして下には・・・

アトーゼット配合錠LD・HD

と大きく書いてある。

K「もうご存知だとは思いますが、ゼチーアとリピトールの合剤です!今回製造承認がおりたのでお知らせです。一応年内に薬価収載の予定ですが、発売は年をまたいで来年になるようです。」

ネ「へー、とうとう出るんだ!薬価収載即発売にはならないのね。薬価とかどうなるのかな?」

K「はい、製造ラインが追いついていないようで、収載後1ヶ月くらいで発売となるみたいです。それと、薬価収載されてみないと何とも言えませんが、ゼチーアと同額となるようです。リピトール分丸々お得になりますね。ネーヤ先生のところではゼチーアとスタチンの併用している患者さんはいらっしゃいますか?」

ネ「うーん、いるにはいるけど少ないわね。ゼチーアって薬価が高いからほとんど単体で使ってるし、ゼチーア自体の使用量も少ないわ!それに感覚的にはゼチーアよりスタチン系の方がキレが良く感じるもの(^_^;)まあ、リピトールの薬価分がなくなると思えば、この合剤の使用は増えてくるかもしれないわね。」

K「確かにゼチーア自体高いですよね!まあ、メーカーさんもそこが狙いだと思います。あ、患者さんがいらしたようなので私はこれで失礼します!!」

そう言って、Kさんはご退局。

 

とここまでがプロローグ。でね、今日は合剤のお話ヽ(*´∀`)ノ

え?またいろいろな合剤を書き並べてブログにするつもり??

と、思った読者の方々!やだなぁ~もうそれは今までに何回もやったし、今回のアトーゼット配合錠ではこれといってネーやが書きたいこともないからこれでおしまい♡

でね、このブログでも合剤ってよく出てくるでしょ?だから今日は合剤の基礎の基礎をブログにしてくわよ!!

でもって、内容はいつにも増して、うっす~い内容だから、医療関係者は読んでも当たり前すぎて面白くないだろうし、医療関係者外でも面白くないかもしれないわね!

まあ、合剤と言うのが???という人のためのブログよヽ(*´∀`)ノ

 

で、先ず合剤とは何か?というところから!!

先ずね・・・

合剤と言うのは2種類以上のお薬を合わせて1つのお薬にしたもの!!!

ネーヤってば、そんな当たり前の事をわざわざ大文字でしかも赤色で強調しなくてもいいんじゃない?と思った方々。

≧(´▽`)≦アハハハ、ちょっと前にも書いたでしょ!今日は本当にうっす~い内容なのよ(笑)こんな感じで、最後まで行くから読みきった時点で『こんなブログ読むんじゃなかったヽ(`Д´)ノ』ってなってもネーヤは責任持たないからね(・∀・)ニヤニヤ

でね、通常は1つの病気に対して、2つ以上の作用機序からアプローチしていくのがほとんどなのよ。

え?難しい??えっとね、例えば血圧が高いから血圧を下げるお薬ってあるでしょ???
で、その血圧を下げるためにはどういう方法があるかって言うと・・・

・血圧をあげる物質を体内で作らせないようにする
・血管を広げて血圧を下げる

なんかが考えられるわよね。まあ、実際はもっといろいろあるし、血圧をあげる物質を体内で作らせないようにする方法も、いろいろあるけど、今日は本当に簡単に行くからこんなものだと思ってちょうだい!

でもって、この方法で血圧を下げるお薬はそれぞれに作られているのね。そして、重度の高血圧の患者様はこの2種類のお薬を飲んだりするのだけど、あるとき、とあるメーカーさんがこんなことを考えたのね。

その2つのお薬を合わせて1つにしちゃえばいいじゃん!

こうしてできたのが合剤(´▽`)まあメーカーさんとしてもいろいろな思惑があってこんなことを考えたんだけど、それはまた後で書くわね!

と、それ以外にも合剤があって、2つの病気を1つのお薬で治すもの。これはネーヤが知っている限りでは今のところ1種類だけでカデュエット配合錠(ジェネリック品はアマルエット配合錠)というのがあるのね。これはコレステロールを下げるお薬と血圧を下げるお薬を一緒にしたもの。まあ、コレステロールが高い脂質異常症と血圧が高い高血圧症の病気は併発する人が多いから出来たお薬ね。

でもって、この合剤。これが充実している疾患は・・・

・高血圧症
・糖尿病

そして今回出てきたアトーゼット錠は脂質異常症の分野ね。まあ、古くにはアレルギー疾患のお薬でステロイドと抗アレルギー剤を組み合わせたセレスタミン配合錠もあるわね。

でもって、合剤の概要が分かっていただけたかしら?それじゃあ、次に合剤のメリットやデメリットについて!これに関しては今までにブログで何回も書いたし、繰り返しになっちゃうけど、まあそこは我慢して読んで!!

じゃあ、メリットからねヽ(*´∀`)ノ

 

1、お薬の量が減る

まあ、2つ以上のお薬を1つに合わせるわけだから、その分は減るわけよね(´▽`)ネーヤが今までに調剤してきた患者様の中には10種類くらいお薬を飲んでいる人もいるけど、これからもっといろいろな合剤が出てくれば、その半分に減らせる可能性も出てくるわね。患者様もお薬の量が減ることによって飲み忘れとか飲み間違いが減って、アドヒアランスがよくなると思うわ!

2、お値段が安くなる

今現在販売されている合剤は、その2種類の合計したお値段より、合剤1剤の方がグッとお安くなるのね。もちろん、患者様の負担も減るし、保険で使われるお金も安くなるからボスの懐も痛みが少なくなるわね!

 

じゃあ、次にデメリットヽ(*´∀`)ノ

 

1、細かな用量設定ができない

これも前に書いたわね(^_^;)合剤の場合は2種類以上のお薬が組み合わさっているわけだから、ちょっと量を減らしてと言うのが難しいのね。まあ、処方するDrもその辺はよくわかっているから、病状が安定していない患者様にはあまり使わないだろうけど、合剤の種類が多い糖尿病や高血圧症の場合、患者様本人が血糖値や血圧を測っている場合も多いわよね。ちょっと数値が低いからって、合剤をやめてしまうと、今度は逆に数値が上がりすぎて、病状が悪化してしまう恐れもあるわね(^_^;)

2、患者様の不安

前に高血圧の患者様でいたのだけれど・・・今までその合剤と同成分のお薬2種類を服用されていて、合剤が出されたから切り替わった患者様がいたのね。ところが合剤に変えたら血圧が上がってしまったの(^_^;)
まあ、合剤といえども添加物が違っていたりもするから、それでかと思ったんだけど、主成分とかは同じなんだから効かないと言うことは有り得ないお話よね(^_^;)
で、患者様とお話してみると、どうも2剤だったのが1剤に減ったことですごく不安になったらしいのね。今までに軽い脳梗塞で入院歴がある患者様だったし、『本当に1剤で効くんだろうか?また脳梗塞を起こしたりしないだろうか??』と不安になっちゃったと言ってたわね、でもってまた2剤に戻したら血圧が落ち着いたわ(^_^;)

3、患者様の慢心

実際にあったお話だけど、2剤から合剤にしたらアドヒアランスが悪くなった患者様がいらっしゃったの。元々あまりしっかり服用するタイプの患者様じゃなかったんだけど、合剤にしてからさらにアドヒアランスが低下したの。その患者様に聞いたら『2つのお薬が1つに減ったんだからよくなってきている証拠でしょ?元々お薬もあまり飲みたくないし、ときどき服用しないようにしてる!』ですって!!
当然のことだけど合剤にしたらその分お薬の量が減るわけよね。でも、それは病気が改善したわけでもなく、結局は同じなのよね!まあ、病気が良くなったと錯覚してくださる分には全然構わないんだけど、それがアドヒアランスの低下につながってしまっては元も子もないのよヽ(`Д´)ノ

 

ここからは患者様のデメリットではなく医療機関側のデメリットね!

 

4、使い方が煩雑になる

合剤を使う場合、最初にその合剤に含まれている成分のお薬のどちらかを使ってからでないとその合剤は使えない場合が多いのね(例外はあるわよ!)昔ブログにも上げたミカトリオ配合錠のなんかはその3種類の成分全部とその成分の同用量以上のお薬を使っていない場合は使えないのね(>_<)
まあ、今回のアトーゼット配合錠でいえば、このお薬はゼチーア錠とリピトール錠の合剤だからどちらかを使っていて、脂質の数値が悪い時のみアトーゼット配合錠を使うことができるの!あ、ゼチーア錠はジェネリック品はまだないけど、リピトール錠はジェネリック品があるから、ジェネリック品でもOK!と言うより、今回のアトーゼット配合錠は発売するのがゼチーア錠を作っているメーカーさんだからリピトール錠はジェネリック品を使っていると思うけどね(・∀・)ニヤニヤ
でね、まあいくらコレステロールとかが高いからといって、最初からアトーゼット配合錠を使うような非常識なDrはいないだろうけど、今までリピトールと同じ系統のクレストール錠を使っていて、コレステロールが下がらないからって、アトーゼット配合錠に切り替えることはできないの。クレストール錠を使っている患者様の場合、それを、リピトール錠(ジェネリック品も可)またはゼチーア錠に変更するか、追加しなければならないのね(^_^;)

5、在庫が増える

これは説明するまでもないわね。ネーヤの場合、在庫も増えるし、種類が多すぎて覚えるのも大変だし、結構苦労してるわ(^_^;)

 

まあ、大体こんなところかな?じゃあ、最後にこんな疑問が浮いてこない??

 

メーカーさんって、合剤を作るとその分だけ薬価も下がっちゃうし、儲けが少なくなっちゃうんじゃない?
それに前のお薬が売れなくなっちゃうだろうし・・・

 

≧(´▽`)≦アハハハ、心配ご無用!先程も書いたけどメーカーさんにとっても思惑があるのよ。

じゃあ、今回出てきたアトーゼット配合錠を例にして考えてみるわねヽ(*´∀`)ノ脂質異常症でよく使われているお薬でクレストール錠ってあるでしょ?この前ジェネリック品も発売になったし、薬剤師のブログでは結構頻繁に扱われるお薬。多分これが脂質異常症では、これがトップだと思う。
でね、クレストールの効きが悪い患者様とかいた場合、Drはクレストールの用量を増やすか、他のお薬に変更するか、お薬を追加することになるわよね。まあ、用量を増やされたりする場合には関係ないんだけど、変更やお薬の追加を考えた場合、合剤があることによってアドバンテージが取れるのよ。どういうことかって言うとね・・・

 

うーん、クレストール錠じゃ効かないのかぁ~
じゃあ、他のスタチン系にするかなぁ~、それともフィブラート系をかませるかなぁ~

 

なんてDrは考えるのね。あ、クレストール錠はスタチン系よ!そしてこの時はゼチーア錠はあまり考えられていないことが多いのよ。なぜかっていうとゼチーア錠って、スタチン系やフィブラート系に比べると薬価が非常にお高いの!そして、こういってしまうとメーカーさんに怒られそうだけど、ゼチーア錠ってお高い割にコスパがちょっと・・・なんて考えているDrも多くいると思うのね。ところが今回アトーゼット配合錠が出来ることになって・・・

 

うーん、ゼチーア錠って高いけどなぁ~
いずれ使うことになるかも知れないし、それならリピトールを処方しておいていずれアトーゼット配合錠かなぁ~
それとも、もう最初からゼチーア錠を使っちゃうか!
それならアトーゼット配合錠に変更のときにも患者さんの負担は変わらないし!!

 

なんて考えるDrも出てくると思うのね。
まあ、こんなに簡単に処方アップにつながるとはネーヤも思ってないけど、基本営業さんはポジティブシンキングじゃなきゃ!多分、メーカーの営業戦略部もこの辺りを狙ってくると思うわよ(・∀・)ニヤニヤ
それにね、先ほどのデメリットの4番項目があったでしょ?つまりクレストール錠から直接アトーゼット配合錠に変えてしまうと、保険者から査定を受けてしまう可能性が高いの!その場合は医療機関が全ての責任を負うことになるから、それなりに痛い目を見ることになるのね。ゼチーア錠は今現在185,3円の薬価で1ヶ月で5500円強、間違って10人の人間に使ったら1ヶ月に55000円!ちなみに査定が来るのは数ヵ月後、3ヶ月後に査定されたとして、その間は遡って返戻だから17万円くらいの返金をしなくてはならなくなっちゃうわね(^_^;)
だとしたら、今のうちからリピトール錠やゼチーア錠を使っておくのは一つの防御方法ね☆-(ゝω・)、それをセールストークに組み込んでおけば、それだけでもDrの面談に役立つわよ(´▽`)

 

といったところで、今日も長くなってしまったから『ネーヤでも分かる合剤講座』はこれにてしゅーりょー!

え?今日は何も叫ばないのか??ですって???

いいのいいの、たまには叫ばないこともあるわよ(笑)それにネーヤは昨日カラオケ行って、リアルでシャウトしてきたからね(・∀・)ニヤニヤ

という事で、本日はこれにておしまいっ!ではでは

 

 

 

 

 

 

 

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現在、実際に査定されているお話は聞きませんが、基本、ボスはその変更は認めていません(^_^;)

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