おねぇ系薬剤師の言いたい放題

おねぇ系薬剤師、通称ネーヤが言いたい放題のことを書くブログです。 賛同コメントや批判コメントは大歓迎!!ただし、意味の無いアラシコメントはご遠慮ください。

本当にあった怖いお薬の話

      2017/11/08

さてと、気が付けば11月!今年はすでにインフルエンザも出てきており例年より早いようだから皆様お気をつけくださいねヽ(*´∀`)ノ

でもって、本日はインフルエンザのお話!と思ったんだけど、これといって話題もないので(笑)今回は前回の続き!!

この前のブログでは医療用医薬品でも売ることができるお薬のお話をしたんだけど、今回は絶対に売れないお薬のおはなし(´▽`)

え?処方箋医薬品は売れないんでしょ??

と言った読者の方々!はい、よく出来ました!!その通り、処方せん医薬品は薬剤師の裁量で売ることができません!!!

じゃあ、今日のブログはこれまで!って、おいっ!!(゚Д゚)ノ

それじゃあ、今回のブログにならないじゃん(^_^;)まあ、ネーヤの言い方も悪かったんだけど、今日は売ることができないお薬の中でも薬剤師さんたちがかなり気を遣う怖いお薬に関してのお話!先ず誤解なきように言っておくけど・・・

 

薬剤師さんがお薬を扱うときには、どのお薬でも気を遣っているんだからね!

まあ、その中でこんなお薬もあるんだよ!と言うおはなしヽ(*´∀`)ノでもって、大前提として・・・

薬剤師は、違法でない限り、どの医薬品でも取り扱うことができる!!

のね!

えー?何でも??オフザケ薬剤師のネーヤで大丈夫なのぉ~???と疑った皆様。うん、ネーヤだってマグレとは言え、一応国家試験を通ったし、全部扱えるよヽ(*´∀`)ノ
ただしね、扱うためにはいろいろな条件や、申請が必要なの。それができていれば医薬品は全て扱えるのね。

と言ったところで、戯言はこのくらいにして各論に移るわよ!先ずは・・・

 

 

1、覚せい剤

からね!と、その前に・・・

申し訳ございません、ワタクシ嘘をついておりましたm(_ _)m

人間やめますか?でもお馴染みの覚せい剤だけど、これだけは普通の薬剤師は扱うことはできないの(´;ω;`)

え?覚せい剤って違法薬物じゃないの??と思った皆様!!!

いやいやいや、覚せい剤はヒロポン注射液・ヒロポン錠と言う商品名でちゃんと薬価もあるのね!ヒロポンと言うと戦時中を生き抜いたご高齢者には馴染みが深い名称じゃないかな?ネーヤは全く知らない世界だけど、その当時は『疲労をポンと取る』と言うダジャレにもかけて、疲労、二日酔い、乗り物酔い、眠気覚ましなどにも使われていたのね。まあ、当時は覚せい剤の副作用も分かっていなかったから結構使われていたみたいね。
でも、その後副作用や、依存性等が問題になって、今は覚せい剤取締法と言う法律によって、輸入・輸出・所持・製造・譲渡・譲受・使用などありとあらゆることが禁止されているのね。
実際に扱えるのは覚せい剤施用機関と覚せい剤研究者だけなのね。ちなみに調剤薬局への覚せい剤の譲渡は不可!だから覚せい剤だけはネーヤがどんなに頑張って申請を出そうとも扱えないのね。まあ、覚せい剤施用機関に勤める薬剤師や、覚せい剤研究者の薬剤師くらいしか触ったことはないと思うわよ(^_^;)

じゃあ、次に・・・

 

 

2、麻薬 

まあ、これは違法薬物じゃないってわかるわよね。がん患者様の痛み止めとしてはポピュラーなものだし、粉薬のものでは非常に薄めて咳止めとして使ったりもするのヽ(*´∀`)ノ

でね、薬局で麻薬を取り扱うには、麻薬小売業者の免許が必要なのよ。都道府県によってちょっと違うんだけど、通常必要な書類は・・・

・麻薬小売業者免許申請書
・申請者が法人の場合には麻薬関係業務を行う役員についての組織図
・医師の診断書(法人の場合には、麻薬関係業務を行う役員全員の診断書)
・薬局の平面図(麻薬保管庫の場所が分かるもの)
・麻薬保管庫の構造設備を示すもの
・薬局開設許可証のコピー

などなどね!ちなみに麻薬を取り扱うに関しては保管庫が必要なんだけど、これにも規定があってね。

・麻薬専用
・建物に固定した金庫、または容易に移動できない重量金庫

とされているのね。もっと細かく言えば、施錠ができるのは当然で、手提げ金庫やスチール製のロッカーなどは不可、事務机の引き出しなんかはもってのほか!地区によっては金庫の重量なんかも規定されているところもあるの(^_^;)

さらに、麻薬を買う場合にも規定があるのね。原則は同一都道府県内の麻薬卸売業者からで、薬局間同士での譲受譲渡は不可(あ、これは去年変更があったから後から説明するわ!)
麻薬卸売業者からの譲渡に関しても、譲渡側、譲受側がそれぞれに譲渡証・譲受証を用意して取り交わさなければならないのね。実際に取り交わす場面をいつものネーヤ風に表現するとこんな感じ。

卸「お世話になります。〇〇薬品です。ご注文の〇✖(麻薬の商品名)お持ちしました」

ちなみにこの時は、いつもの配送とかではなく、それ専任みたいな配送員が多いのね。持ってくるときはコンテナとかではなく、ちゃんと施錠できるちょっとした手提げ金庫に入れてくるの!

ネ「あ、お世話になります。じゃあ、これ譲受証です」

卸「はい、こちらが譲渡証になります、それと伝票。品名・個数などをご確認ください。」

ネ「〇✖100錠1本、確かに」

なんて、厳かに行われるの!譲渡証・譲受証にはそれぞれに免許番号が記載されていて、印鑑も認印とかではなく法人の代表取締役印が使われるのね。

どう?これだけでも大変そうでしょ??

あ、ちなみにね、さきほど薬局間同士での譲受譲渡は不可と言ったお話なんだけど、これは同じ会社の薬局間でも不可なのね。ただし、去年から近隣の薬局間同士に関しては申請を出しておくことによって可能となったの。でも、それができるのは調剤に関して不足している分だけ!余計な在庫は麻薬卸売業者からしか買えないし、譲渡譲受も卸から買う時と同様だからね。

さらに!大変なのはまだあるの!!

麻薬に関しては個々のお薬に関して帳簿をしっかり付けなくてはならないのね。例えば・・・
平成〇年〇月〇日 〇〇薬品より100錠納入 製造番号〇〇〇〇
平成〇年〇月✖日 〇山✖子調剤
なんて感じね!あ、もちろん帳簿だから受入・払出・残高も記載されているわよ。

そしてさらにさらに!麻薬の廃棄処分はさらに大変!!

1、期限切れになったりして、不要になった調剤前の麻薬の廃棄
この場合は、廃棄する前に廃棄届けを提出して、麻薬取締員に御足労願い、立会いのもと廃棄処分しなくてはならないのね。廃棄自体は錠剤なんかは潰して水で溶かしながら廃棄、粉や注射液も同様ね。話によると水洗トイレに流してしまう方法もあるみたい。

2、調剤した麻薬を廃棄する場合
例えば、調剤した麻薬でも患者様が不幸にもお亡くなりになったりして残ってしまう場合があるでしょ?
基本麻薬を調剤した薬剤師は、その患者様に不要になった麻薬は患者様やご家族が勝手に廃棄したりしないで、薬局に返却していただくように指導しなくてはならないのね。こうやって返却があった麻薬は管薬さんが、他の職員立会いのもと、廃棄することになってるの。そしてそれを帳簿に記載、帳簿にはお薬の名称・数量・廃棄年月日の他に立会人の記名押印なんかが必要なのね。そして、場合にもよるけどこのあと届出も必要になるのね(^_^;)

そしてさらにさらにさらに!!!

3、麻薬の事故があった場合
えーっと、盗難何かがあった場合はもう、すぐに警察と保健所には届出なくてはならないんだけど、例えば粉薬である麻薬をこぼしてしまって使い物にならなくなった場合でも、麻薬事故届としてすぐに届けでなくてはならないのね。まあ、少量ならそれだけで済むけど、大量になったり、回数が増えて来たりした場合には監査が入るだろうし、事と次第によっては警察の取り調べも入っちゃうでしょうね。

まあ、麻薬はそれだけ気を使わなければならない怖いお薬だということね。じゃあ、麻薬はこの辺にしてお次は・・・

 

3、覚せい剤原料

えー!覚せい剤原料って、これこそ違法薬剤じゃない!!と叫んだ方々

やだなぁ~なんでそんなに食いついてくるのよ(^_^;)これも立派なお薬よ!

えっとね、これは商品名がエフピーOD錠(ジェネリック品もある)と言って、パーキンソン病に使われるお薬ね。他にはエフェドリン、メチルエフェドリンとアレルギー性疾患に使うものもあるけど、これの場合は濃度が薄いと覚せい剤原料からは外れるのね。

これに関しては、免許が不要なの(´▽`)麻薬みたいに大事な申請とかは必要とせずに薬局開設の許可があれば取り扱い可能なの。

他に関しては殆ど麻薬と同じ扱いなのね。帳簿や譲受譲渡、廃棄や事故届出なんかも同様。廃棄には覚せい剤監視員の立会とかが必要なのね。ただし、2点違う点があるのだけど・・・

先ず1点は、

1点目に1度調剤した覚せい剤原料のお薬を患者様やそのご家族が薬局に持ち込んだ場合、薬局側が受け取ることはできないのね。その場合は、持参した方にご自分で廃棄するように指導しなくてはならないの。まあ、その廃棄を補助するのは問題ないので、その場で全部を出してもらって、持参した方に薬局のトイレに流してもらったりすることは可能だと思うわ!

そして2点目は保管場所、これに関しては麻薬ほどの厳しい規定はなく、薬局内の鍵がかかる場所ならOK。ただし、麻薬の保管庫なら鍵が掛かるからOK!等といって、同じところには保管できないからね(´▽`)

 

そして最後・・・

 

4、向精神薬

これは、上の3つに比べるとかなり規制が緩いのね。だからといって危ないお薬にはかわりないのよっ!

でね、一口に向精神薬と言ってもその中には3種類の向精神薬があるのね。それを分けると・・・

第1種向精神薬
これの有名なのはメチルフェニデート、中枢神経を興奮させるお薬、商品名はリタリン錠とコンサータ錠。なぜ2種類あるかって言うと・・・
あ、分かった併売なんでしょ!といった読者の方々。
ネーヤのブログを熟読していただいているようで嬉しいけど、答えはブー!入っている成分の内容量が違っていて、リタリン錠はナルコレプシー(すぐに寝てしまう病気)、コンサータ錠は小児の注意欠陥・多動性障害に使われるお薬で別物よ(笑)

第2種向精神薬
有名なのは、フルニトラゼパム。不眠症などで使われるお薬で、商品名はサイレース錠やロヒプノール錠。
あ、今度は併売だからね(・∀・)ニヤニヤ
最近ロヒプノール錠は販売中止にして、サイレース錠に一本化するということで、薬剤師の中でちょっと話題になったお薬(´▽`)

第3種向精神薬
これに関してはいろいろ有名なものがあるわね。殆どは不眠症で使われるお薬で、いろいろな事件が多いのも事実。不眠症じゃない人もハルシオンやマイスリーなんかの商品名は聞いたことがあるんじゃないかな?
ちなみに前回のブログで出てきたレキソタンもこの第3種向精神薬!

 

でもって、この向精神薬。これに関しても薬局開設の許可があれば免許は不要。
でもね、メチルフェニデートに関してはメーカーさんの自主規制により、ネット上の研修を受けて試験に合格して、メーカーサイトに薬剤師として登録しなくては譲受が不可能なの。確か処方するDrも似たような規制があって、処方するためには登録が必要だと思ったわ。調剤するときには処方医が登録できているかネットで確かめてから調剤するように言われているのね。
第2種、第3種に関してはメーカー規制もなく薬局なら譲渡・譲受ができるし薬局間同士の譲渡譲受も可能(麻薬・覚せい剤原料は一部例外を除いて不可)
あ、それと言い忘れてたけど、麻薬・覚せい剤原料は卸への返品も不可!向精神薬はOKよ!

それと、第1種、第2種向精神薬に関しては譲渡・譲受・廃棄に関しては記録の義務があるんだけど、第3種は無し!一応第3種向精神薬に関しては、義務はないけどすることが望ましいとなっているわね。薬局によっては記録してあるところもあるし、卸さんが納品の際に持ってくる伝票は、向精神薬は他のお薬と別伝票にもなっている。卸さんによっては受取伝票に、薬局の横版に薬剤師の認印をお願いしてくるところもあるわ(´▽`)

それと事故届!これに関しても盗難等事件性が疑われる場合以外(破損など)には届出の義務は無し、ただし、ある一定量を超えた場合には事故届けが必要となるわね!

保管場所も特に金庫とかの規定はないの。薬局内で調剤室の中なんかで、その施設に鍵が掛かる設備があればそれでOK!
でも、ネーヤの薬局もそうだけど、一応鍵が掛かる引き出しになどに保管している場合が多いんじゃないかしら??

 

とまあ、ここまでが怖いお薬のお話なんだけど、こうやって書いておくと、こんな印象を持った方が多いんじゃないかしら?

 

覚せい剤(番外)
麻薬>>>>>>>>>>覚せい剤原料>>>>>
第1種向精神薬>>>第2種向精神薬>第3種向精神薬

 

まあ、間違ってはいないと思う(^_^;)実際にこういったお薬が使用された事件での取り扱いなんかを見ると、この順番で大きく取り沙汰されるし、第3種向精神薬なんかは調剤を行っている薬局であれば、取り扱いがない薬局なんかはないと思う。
それに、第3種向精神薬の事件ではネーヤも巻き込まれたことがあるしね(^_^;)ちなみにその時のブログはこちら!リンクしてあるから見てきてねヽ(*´∀`)ノ

性善説と性悪説、薬剤師はどっちを信じる???

この時の後日談としては・・・何もないのよ!薬剤師会や医師会では注意喚起がなされたけど、新聞に載るようなこともなかったし、聞いたお話ではこの時の事件は、この向精神薬を横流しして販売しているから問題になっているという薬剤師会会長のお話だけ。つまり、この犯人が薬物中毒患者なだけで自分で大量に服用したい!ということでは事件としても成立しないということになるくらいの日常茶飯事なことなのね(´;ω;`)

だからと言って、第3種向精神薬が安全なわけでもないからね!
確かにお薬の危険度というのはあって、それによって取り扱いの分類もされているけど・・・

 

 

お薬というのはお菓子とかじゃないんだからねっ!
どのお薬だって、危険なものなのよっ!!

 

あ、これだけ言うと語弊もありそうだから、付け加えておくわ。

 

 

だからと言って無闇に怖がる必要はないのよっ!
危険なお薬だって、病気を治すためには必要なのっ!!
ちゃんと、医師や薬剤師の言いつけを守るのよっ!!!
お薬をおもちゃに使うのはもってのほかよっヽ(`Д´)ノ

 

と叫んだところで本日のブログはおしまいっ!ではでは

 

 

 

 

 

 

 

 

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