おねぇ系薬剤師の言いたい放題

おねぇ系薬剤師、通称ネーヤが言いたい放題のことを書くブログです。 賛同コメントや批判コメントは大歓迎!!ただし、意味の無いアラシコメントはご遠慮ください。

満を持してゾフルーザ登場!

      2018/03/18

キタ━ヽ(☆∀☆ )ノ━!!!

 

と、叫んだところで本日のブログ!何がキタ━(゚∀゚)━!かと言えば、それはこちら。

ゾフルーザ・・・みずポケモンから変性した数あるポケモンの中でも、唯一の風邪ポケモン。束になってかかってくるインフルエンザーにはどのポケモンも苦労するがそれを一発で吹き飛ばすmRNAソガイ光線を武器に持つ。ただし、インフルエンザー以外にはからきし弱く、CP2桁のポッポにもやられてしまう。

え?何で皆様そんな白い目でネーヤを見るの??ネーヤはポケモン好きだからいいじゃない(^_^;)分かってるわよ!ちゃんと書くわよ!!

ゾフルーザ・・・フリーザが覚醒した最終進化系。スーパーサイヤ人とはライバル関係だが、覚醒した結果、善の心に目覚め、悟空達に協力をして、地球外生命体インフルエンザーの脅威から地球を守る。

あ、ゴメンってば(^_^;)ちゃんと真面目に書くから勘弁して!!

 

と言ったところで、今日のブログは医療業界で注目されていたゾフルーザ錠のお話を!

え?ゾフルーザ錠を知らない??ダメだなぁ~!!!じゃあ、ゾフルーザ錠を知らない方はこちらを見てきてヽ(*´∀`)ノリンクしてあるからね!

 

今年もインフルエンザがやってくる!

 

見てきてくれた?これはリンク先を見れば分かるのだけれでも、1年以上前にネーヤが書いたブログ!
まあ、月日が経つのは早いもので、この時ブログで書いたお薬が、ホワイトデーに発売になりました!!それが・・・

 

ゾフルーザ錠!!!

 

まあ、医療関係者なら知らない人はいないと思うけど、今日は一般の方向けに解説しちゃうわよ(笑)

先ずね、このお薬がなぜ凄いのかっていうと、その凄さは2点!その1つは・・・

1、1回服用すれば、それで投薬は完了!

あ、それじゃあイナビルと一緒じゃん!と思った方。確かにそうなんだけど、今回出てくるのは錠剤!イナビルは吸入剤でしょ?まあ、吸入剤を苦にしない患者様もいるけど、敬遠しがちな患者様も多いのよ。そして薬剤師の立場から言わせてもらえば、説明にかかる時間が段違い!イナビルの場合は、『はい、ここをスライドさせて・・・強く吸入!息を止めて!!じゃあ、次にこっち側にスライドさせて同じように吸入・・・(以下略)』なんだけど、今回のゾフルーザ錠は『じゃあ、これ1回飲んでね!じゃあ終了!!』と非常に簡単なの。まあ、薬剤師としても楽だけど、高熱や倦怠感で辛い患者様を少しでも早く帰してあげられるのが最大の利点!!!じゃあ、次に・・・

2、10代の子供でも使える

タミフルカプセルが10代の子供では原則使えないのに対して、ゾフルーザ錠は体重が10kg以上あれば、使えるのね。これは特に吸入が苦手な10代の子供さんには朗報!そしてまあ、まだ副作用の心配がないわけでもないし、インフルエンザ脳症の心配がないわけではないけど、親御さんからしてみれば、かなり安心できることだと思うのね。

 

でね、メリットとしてはこんな感じなんだけど、デメリットもあるのね!その中でクローズアップされているのが・・・と、その前にゾフルーザ錠の概略をいくつか紹介しておくわね(´▽`)

【用法用量】
1、通常,成人及び 12 歳以上の小児には,20mg 錠 2 錠(バロキサ ビル マルボキシルとして 40mg)を単回経口投与する。ただ し,体重 80kg 以上の患者には 20mg 錠 4 錠(バロキサビル マ ルボキシルとして 80mg)を単回経口投与する。
2、通常、12歳未満の小児には以下の用量を単回投与する。
体重40kg以上・・・20mg 錠 2 錠(バロキサ ビル マルボキシルとして 40mg)
体重20kg以上40kg未満・・・20mg 錠 1 錠(バロキサ ビル マルボキシルとして 20mg)
体重10kg以上20kg未満・・・10mg 錠 1 錠(バロキサ ビル マルボキシルとして 10mg)

【薬価】
20mg錠・・・2394,5円/錠
10mg錠・・・1507,5円/錠

【包装規格】
20mg錠・・・PTP10錠
10mg錠・・・PTP10錠

【性状】
10mg錠・・・白色~淡黄白色の円形の割線入り素錠。直径約5,0mm、厚さ約2,65mm
20mg錠・・・白色~淡黄白色のフィルムコーティング錠。長径約8,5mm、短径約4,4mm、厚さ約3,40mm

と、以上が基本情報なんだけど、これを踏まえて、一番のデメリットは・・・

1、価格

ちょっと簡単に計算してみるわね。とりあえず一般の成人患者様だと・・・
ゾフルーザ錠・・・20mg2錠で2394,5(円)×2(錠)=4789(円)で479点、それに調剤料が5点で合計484点、3割負担だと約1450円(基本調剤料などは別)
イナビル吸入・・・20mg1キットで2139,9(円)×2(キット)=4279,8(円)で428点、それに調剤料が10点で合計438点、同じように計算してみると約1310円
リレンザ吸入・・・1ブリスターが152,9(円)、152,9(円)×20(ブリスター)=3058(円)で306点、調剤料が10点で合計316点。3割負担で約950円
タミフルカプセル・・・1カプセルが283円、283(円)×10(カプセル)=2830円で283点、調剤料は25点で合計308点。3割負担だと約920円
となるのね。一番安いタミフルと比較するとその差は530円。ちなみに、今年の6月にはタミフルのジェネリック品も出てくるから、そのジェネリック品が通常の半額の薬価だとすると・・・
タミフル(ジェネリック)・・・141,5(円)×10(カプセル)=1415(円)で141点、調剤料25点で合計166点。3割負担だと約500円!つまりゾフルーザ錠の3分の1近くになっちゃうのよね(^_^;)
しかも、ゾフルーザ錠の場合、体重が80kg以上の場合には、ゾフルーザ錠を倍量使うように指示が出てるから、さらに479点、3割負担だと1440円高くなるのよね(^_^;)
まあ、ゾフルーザ錠は新薬だし、慢性疾患とは違って、1回こっきりの投薬だからあまり値段は気にしなくてもいいのかもしれないけど、タミフルのジェネリック品と比較した時に最大2000円以上の差が出てくるのは結構大きいと思う(^_^;)
次に・・・

2、小児

一応、ゾフルーザ錠は体重が10kg以上の子供には使えるようになっているのね。でも、10kg未満の子供は使えないのね。10kgと言うと、幼稚園に上がる前の小児に限定されると思うのだけど、そういった小児患者様にイナビル・リレンザといった吸入薬は現実的ではないわよね。そういった点ではやはり内服が選択されるのよね!で、内服のタミフルではドライシロップが用意されている分だけ、10kg以下の小児のインフルエンザ患者様ではタミフルドライシロップ一択になっちゃうわけよね(^_^;)
でも、ちょっと待って!ゾフルーザの20mg錠はフィルムコーティングがなされているんだけど、10mg錠は裸錠でしかもご丁寧に半割できるように割線まで入っているのね!
これは今のところ10kg未満の小児患者様には使えないけど、いずれは10mg錠を半割して10kg未満の子供にも使えるように準備しているのだと思うわヽ(*´∀`)ノ

 

でもって、これらを元にネーヤはさらに突っ込んじゃうよ( ・_・)┌θ☆( >_<) ドカッ

 

3、何であの包装にしたの???

まあ、基本情報を見てくれればわかるんだけど、包装規格は20mg、10mg共に10錠包装なのね。

でもって20mgは12歳以上と体重40kg以上の小児には1回2錠、つまりは5人分ということになるの!

まあ、インフルエンザは流行したらあっという間に広がるし、5人分なんてすぐだと思うけど、今まで出てきた抗インフルエンザ薬、タミフル・リレンザ・イナビルの包装規格は全て成人1人分用なのよ!

もっと言わせてもらえば、今回ゾフルーザ錠を販売するシオノギ製薬は、抗インフルエンザ薬の注射薬ラピアクタだって、1人分用の包装規格でしょ!!

ちなみに、最初に出たタミフルは発売当初100カプセル包装で10人分だったけど、医療機関の要請などもあって1人分用の10カプセル包装を出したのよね。その前例がある中で5人分用の10錠包装ってどうなのよ??

でね、まあそこまでは良しとしても、問題は10mg錠の10錠包装!この10mg錠って使えるのは体重10kg以上20kg未満の小児。そして、その際は10mg錠を1錠投与だから10人分となるのね。小児科が専門のところならまだしも、その他の開業医だとそこまで限定された患者様が来るとは思えないわよ(^_^;)

し・か・も・・・ゾフルーザ錠の使用期限は2年!2シーズンまでは使えるとしても、その次のシーズンは期限切れとなって使用できなくなるのね。ちなみに言っておくとタミフルの有効期限は10年、この6月にタミフルのジェネリック品も出るけどそれは有効期限が3年、リレンザは10年、イナビルは7年なのね!

確かに市場に出回っていないお薬だから使用期限が2年とするのは仕方ないけど・・・だとすれば、20mg錠は2錠包装、10mg錠は1錠包装が妥当なんじゃないのかしら???

 

と言ったところで、包装規格を追加するのはそれ程大変じゃないだろうし、早急に包装規格を追加して欲しいところ!!!

それとね、今後小児向けとして、ゾフルーザ顆粒の開発も進んでいるみたいだけど、これに関して言えば体重10kg未満の患者様がターゲットだと思うから、5mg相当の個別包装の顆粒剤を作って欲しいわねヽ(*´∀`)ノ

 

4、何で40mg錠を作らなかった!!!
(ヽ`д´)┌┛★)`з゜)

ゾフルーザ錠は、もちろん薬理学的にも優れているお薬で、パンフレットなんかで見させてもらうと、その効果は他剤よりも優れているのはよく分かる(。_。(゚д゚(。_。(゚д゚ )うんうん

でもね、患者様からしてみると効果もそうだけど、その簡単さが受けると思うのよ。今では吸入剤もかなり出てきて患者様の中でも浸透してきているけど、やはり飲み薬の手軽さは捨てにくいと思うのよ。特にご高齢の患者様なんかはそうね。

そしてネーヤのような薬局薬剤師からしてみると、高熱を出してご来局されている患者様にはなるべく早く帰って休んでもらいたいし、インフルエンザ以外の患者様もあまり一緒にはいたくないと思うのよ。だとすれば、吸入方法をいろいろ説明しなくてはならない吸入剤より、内服剤の方が優れているの。

そして、ゾフルーザ錠は1回に20mg錠を2錠飲んで完了といった患者様にとって簡便さがウリのかなり優れたお薬♡

だとしたら・・・

なぜ、もう一捻り加えて40mg錠を作らなかったの(−_−;)

(重要なのでもう一度言わせていただきました!)

ネーヤは製剤見本を見せてもらったし、基本情報から見てもゾフルーザ錠は決して大きくないどころか、どちらかといえば小さめのお薬!シオノギ製薬さんの技術力からしてみれば、多分40mg錠を作ったとしても、それ程大きくはならないはず!!

どうせなら簡便さを追求して、20mg2錠よりは40mg1錠と患者様がゾフルーザ錠をシートから取り出す手間を減らしてくれた方が良かったんじゃない?ついでに言えば、ゾフルーザ錠は光に弱い可能性があるとして、シートもクレストールの旧包装みたいにアルミシートのPTP包装。あれって、意外と出すのに苦労したりするのよね(^_^;)まあ、アルミ包装を変更するわけにはいかないでしょうから、せめて40mg錠を作ってくれれば良かったのに!

それとね、40mg錠ならもう少し薬価は安くなったと思うのよ。確かにメーカーサイドとしては20mg錠でも黙っていても売れる薬剤だろうし、薬価も高い方がいいのは分かるけど、もう少し患者様サイドから見てくれても良かったんじゃないかしら(^_^;)

 

とまあ、最後の方はいろいろと言わせてもらったけど、確かにこれは良いお薬だと思うわ!

そして、シオノギ製薬さんにとってこの前、主力商品だったクレストールがジェネリック品が出て大打撃を受けたから、かなり期待している大型新商品だわねヽ(*´∀`)ノ

でもって、今シーズンはインフルエンザもそろそろ下火だし、ボスも承認を急いだから、今シーズンの売上はボーナスみたいなものよね!実際MRさん達も余りにも早くの発売に面食らっていたし、各MRさん達の目標数字も設定されていなかったみたいだしね(・∀・)ニヤニヤ

だ・か・ら・・・

来シーズンが勝負だから!
さらに売り上げを伸ばすべく!!
包装規格だけでも考えるのよっ!!!

と、言ったところで本日のブログはおしまいっε≡≡ヘ(*`∀´*)ノ

ではでは*^ω^)ノ” ♪

 

 

 

 

 

 

 

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